フクロウの羽 〜パート1〜
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皆様、新年明けましておめでとうございます!
(って、もう5日経ちましたが・・・。)
毎週月曜日は猛禽類スタッフが担当しております。
今年も頑張って参りますのでフクロウ共々、宜しくお願い致します!
さて!
今年始めの猛禽ブログは・・・ フクロウの羽 を特集したいと思います!!
新年早々ですから、縁起がいい、“福”を呼ぶ、フクロウについてお勉強していきましょう!
フクロウと言えば、ずんぐりむっくりとした体型が特徴的ですよね!
アフリカワシミミズク めのう
他の猛禽類のタカやワシはシュッとしているんですが・・・・
フクロウは大変丸っこい体型にみえてしまいます。
ハリスホーク たかこ
写真で比べて見ると、一目瞭然ですね。
フクロウを腕に乗せていると、お客様から「このフクロウは太っているんですか?」と、
よく聞かれてしまうんですが、フクロウは太っているように見える だけ です!
アフリカヒナフクロウ ゆうひ
写真から見ても、ふわふわなのがわかりますか?
犬や猫と違い、フクロウは鳥ですから、大量の羽に覆われています。
たとえ太っていたとしても、外見では全くわかりません。
そう、羽が多いので、中身が見えないんです。
指がこんなに入ります
(写真協力:トルキスタンワシミミズク マロン)
殆ど羽ですから、写真の様に、指がこんなに入ってしまいます。
写真では、人差し指の第2関節まで入りました。
中身は見た目の半分と思って下さい。
さて、こんなに多いフクロウの羽ですが、羽の役目は大きく分けて2つあります。
それは、空を飛ぶ為の羽と体を暖める羽です。
さて今週は、“空を飛ぶ為の羽”についてお勉強していきましょう!
空を飛ぶ為の羽
ベンガルワシミミズク サクラ
一般的に“翼”と呼ばれる羽です。
一言で“翼”と言っても、それぞれ翼の場所ごとに名称がついています。
しかし、ここまで細かく説明すると難しくなってしまいますので、今回は、
一番ポピュラーで、フクロウで一番すごい羽 “風切羽(かざきりばね)”
を紹介しましょう。
これが“風切羽”です。
“風切羽”とは、文字の通り、「風を切る羽」です。
片方の翼を広げたものです。
緑に囲まれたところが、外から見える風切羽です。
(写真協力:ケープワシミミズク アラシ)
アフリカワシミミズク こはく
翼を閉じるとこの辺りになります。
ちなみに・・・
翼の裏はこうなっています。
(写真協力:ケープワシミミズク アラシ)
フクロウの凄いところは、飛んだ時、とても静かに飛ぶ事が出来る事です。
また、フクロウの中には、無音で飛べる種類もいます。
無音で飛べる“メンフクロウ”
なぜ、静かに飛べるのかと言うと、先ほどの“風切羽”の仕組みが、他の鳥とは違い、
羽の先がギザギザの“鋸歯状(きょしじょう)”になっています。
緑の線あたりがそのギザギザしている部分です。
(写真協力:アフリカワシミミズク こはく)
鋸(のこぎり)の歯に似ていますね。
このギザギザした部分から空気と風を漏らし、空気の摩擦からくる振動を
減らすことによって、音が聞こえにくくなるのです。
マガモの風切羽
普通の鳥はギザギザしていません。
音というのは、物と空気がぶつかって出来る摩擦が振動となり、耳の鼓膜に届きます。
フクロウはこの摩擦を最小限にすることによって、静かに羽ばたいているんですね!
有名な話では、新幹線の騒音を減らす為に、フクロウの羽がモデルになり、
ギザギザの突起がついたパンタグラフをつけることで騒音を減らしているそうです。
時速300kmでも静かなのはフクロウのおかげなんですね!
〜番外編〜
ミミズクで一番特徴的な羽と言えば・・・
そう、頭の上の羽 “羽角(うかく)”ですよね!
ケープワシミミズク “アラシ”
ミミズクとつく種類には、写真の様に、頭の上に立派な羽飾りの“羽角”があります。
フクロウとつく種類には、この羽はありません。
フクロウとミミズクの違いについては、こちら↓のブログに詳しく載せております。
フクロウとミミズク
ミミズクの“羽角”をよく本物の“耳”と勘違いしている方も多いようですが、
正真正銘、ただの飾り羽です!
この写真をご覧ください
アフリカワシミミズク にしき の後頭部
もっとアップで撮ってみました↓
どうですか?
裏はだだの羽ですよね!
この羽の下にも耳の穴はありません。
ただの飾りなんですが、この羽の魅力がたまらない!
なんて方も多いんじゃないでしょうか?
さて!
今週は以上です!
いいお勉強になったでしょうか?
アフリカヒナフクロウ兄弟 あさひ&ゆうひ
ゆうひ(左) 「兄さん、ちゃんと勉強できた?」
あさひ(右) 「う〜ん・・・、まあ、そこそこ?」
次週は、フクロウの“体を暖める羽”について勉強しましょう!
お楽しみに〜!
- [2009/01/05 09:30]
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コメント
魔星幻様
フクロウの秘密はまだまだたくさんあるので、これからもブログで紹介していこうと思います。しっかり勉強してくださいね!
ちなみに、この羽のシリーズにはまだ続きがあるので、パート3、パート4となるかもしれません。お楽しみに!
本当に「ふかふか」なんですね♪
それに「凄い風切羽」! 無音で飛ぶという所が、凄すぎますね。
前に科学番組で「夜の小川の小魚を捕獲するフクロウ」を見た事があります(日本のフクロウです)。それもやはり、風切羽の御蔭で、魚に気付かれないんでしょうね? 勉強になりました!
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